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理事長挨拶

理事長(画像) 2022年6月第4代の日本ヘルニア学会理事長を拝命いたしました市立四日市病院外科の蜂須賀丈博でございます。その後すでに2年余りが経過しましたが、お陰様で順調に会員数も増加し、2000名に届こうとしています。これもひとえに会員の皆様方の御協力の賜物と感謝しております。

 JHSは2003年4月に第1回日本ヘルニア研究会として発足し、2008年より日本ヘルニア学会となりましたが、その間初代理事長の冲永功太先生、第2代理事長の柵瀨信太郎先生、第3代理事長の早川哲史先生をリーダーとし、会員の皆様の御努力により大きな発展を遂げて参りました。さらに、2023年6月には一般社団法人化を成し遂げ、名実ともに公式に学術団体として再スタートを切りました。今後、日本の腹壁ヘルニア治療の教育と安全な手術手技の普及を推進し、国内のみならず海外に向けても指導的な役割を果たす責務を負うこととなりました。幸いにして、会員の皆様方のご尽力により、従来から行ってまいりました鼠径部ヘルニア分類、NCD症例登録などの事業に加え、「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン2024」の発刊、前向き試験、ヘルニア手術の教育セミナー、鼠径部ヘルニア修得医制度などを立ち上げることができました。また、2026年11月には、大阪の地で第21回アジア太平洋ヘルニア学会(21st annual international congress of Asia Pacific Hernia Society, APHS 2026)を開催することとなりました。2016年に東京で柵瀨信太郎先生が主催されてからわが国で2回目の国際学会となりますが、成功に向けて学会全体で準備する所存ですので、会員の皆様方からの熱いご協力を期待しております。

 これらの事業を行いながら、第4代理事長として、特に若手医師にとって魅力ある学会となり、よりscientificで、educationalな学会に成長できるようにさらに努力して参ります。日本の腹壁ヘルニア治療を大いに発展させる原動力は、JHS会員である皆様の御協力が不可欠です。会員の皆様方とともに絶え間ない努力を継続し、常に新しいアイデアを結集し、未来に向かって進化し続ける学会となるように努めて参りたいと思います。今後とも御協力のほど、よろしくお願い申し上げます。


2024年11月吉日
一般社団法人 日本ヘルニア学会 理事長
市立四日市病院 外科
蜂須賀 丈博