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理事長挨拶

理事長(画像) このたび日本ヘルニア学会理事長を拝命いたしました市立四日市病院外科の蜂須賀丈博でございます。私にとって、この歴史ある日本ヘルニア学会の第4代理事長を拝命いたしましたことは、身に余る光栄であると同時に、非常に大きな責任を感じております。

 歴史を振り返りますと、JHSは2003年4月に第1回日本ヘルニア研究会として発足し、2008年より日本ヘルニア学会となり現在に至っております。その間初代理事長の冲永功太先生、第2代理事長の柵瀨信太郎先生、第3代理事長の早川哲史先生をリーダーとし、会員の皆様の御努力により大きな発展を遂げて参りました。その結果、JHSは、日本の腹壁ヘルニア治療の教育と安全な手術手技の普及を推進し、国内のみならず海外に向けても指導的な役割を果たす学会に成長致しました。

 JHSは現在までに、「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン2015」の発刊、鼠径部ヘルニア分類の作成、NCD症例登録事業など会員の皆様の御尽力により多くの事業を行ってまいりましたが、今後さらに国際的に評価される前向き試験、ヘルニア手術の教育システムの確立、外科専門医制度におけるヘルニア手術の役割の充実、女性外科医の参画促進など多くの課題に立ち向かっていかなければなりません。

 このように、まだまだ発展途上にある日本ヘルニア学会ですが、第4代理事長として、特に若手医師にとって魅力ある学会となり、よりscientificで、educationalな学会に成長できるように努力して参ります。日本の腹壁ヘルニア治療を大いに発展させる原動力は、JHS会員である皆様の御協力が不可欠です。会員の皆様方とともに絶え間ない努力を継続し、常に新しいアイデアを結集し、未来に向かって進化し続ける学会となるように努めて参りたいと思います。今後とも御協力のほど、よろしくお願い申し上げます。


2022年6月吉日
日本ヘルニア学会 理事長
市立四日市病院 外科
蜂須賀 丈博